メンデルスゾーン
歌曲〈歌の翼に〉作品34の2
メンデルスゾーンは、一八〇九年の2月3日に、ドイツのハンブルクの富裕な銀行家の息子として生まれたロマン派の作曲家で、数多い音楽家のなかでも経済的な苦労をしなかった稀な人物である。
その彼の作品では、あの有名な「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」や劇付随音楽の《真夏の夜の夢》などが知られているが、〈歌の翼に〉という、ポピュラーな歌曲もある。
〈歌の翼に)は、一八三四年(二十五歳)、ちょうどメンデルスゾーンがデュッセルドルフで指揮者として活躍していた時代に書いた作品で、ハイネの詩に曲をつけたものである。