専業主婦
今どきの専業主婦は、すごーいのだ。
じつは私が今もっとも憧れているのは、この専業主婦である。
だったら仕事やめれば?と言われそうだが、正直に言うと、まともな専業主婦になれる自信が私にはない。
ずっと仕事をしていた女性が家に入ると、ヒマが苦痛になるからじゃない?なんて言われるが、それも違う。
何しろ私は、"専業"になったら、同じ主婦のお友達と2時間くらいかけてお昼を食べたあと、ネイルサロンに行くのが夢なんだから。
コワイのはヒマじゃなく、"視野の激減"なのだ。
ぐうたらな私は、家に入ったとたん、視野が家の中ぐらいの狭さになっちゃったりしないかと心配なのだ。
知り合いの主婦は、専業なのに、仕事をもつ女などよりよほど社会性がある。
話をするとその視野の広さがよくわかる。
自分の息子の話ですら客観性をもち、別の友達の不倫をも"主婦"の目ではなく"女"側や"世間"や"男"側の目で判断する。
しかもだ。
彼女には東南アジアにもう一人子供がいる。
孤児が大人になるまで、会わずにただお金を送りつづける"あしながおばさん"をやっているのだ。
そこに何の"見返り"もないのにだ。
そういう価値観をもてる専業主婦になら、私はなりたい。
でもまだ無理だから、もっと自分が大人になるまで仕事をしようと思う。
女にとって"仕事"は、社会という鏡に自分を映しながら、身なりをどんどん整えていく、もっとも効きめのある"美容"なのである。
なのに、お金もかせげてしまうのだから、こんなお得なことはない。
そう思えば仕事も楽し。
笑顔で働く女こそ、女の天才なのである。